いやー、そうだったんですね。
そんな難関をクリアして、目指す企業、そして洋々たる社会へと船出をするんだ、君たちは!
何がすごいって、その「適性検査(試験問題)」のレベルの高さ。
いや、笑わないで聞いてほしい。
特に算数(数学)の問題など歯が立ちません。
もし、君たちが私のそんな声を耳にして、「え~? そうですか?」みたいな反応が返ってきたとすれば、もう駄目でしょう。
立ち直れませんね。
それは、とりもなおさずテストのレベルが高いのではなく、この私の頭脳がやばいということだからです。
いくら現役学生を離れて半世紀も経ったとはいえ、いや自分が現役だったころでさえ、そんな問題を解けたかと言って、そんな自信すらありません😣
(昔、東横線の車内広告で、日能研の”お受験問題”=慶応幼稚舎や全国の難関小中学校の受験問題=が、通勤人の目につくところにあって、当然それを読むことになったわけだが、解くことにはならなかった💦 つまりはそんなところ)
「SPI総合適性検査」という言葉を昭和世代の方などは聞いたことがないかもしれません。
しかし、今の学生はみな知っています。
主にリクルート先の企業がその入社試験として採用しているからで、多くの受験生は当然このハードルを通過することになります。
テストは学力だけではなく、性格テストなどもあって、人物の判断材料となっているらしい。
さて、学生さん以外でも、一体どんな問題が出るのかな? と、ご興味を持たれたあなたには、ググっていただくこととして、ここでは、それとは別に、世間では「一般常識」という範疇に入ると目されている(?)例題を少し。
(就活で一般常識問題の数学を攻略する4つの方法|問題例15選付きより=下記回答も)
10本中、3本が当たりのくじがある。このくじを3回続けて引く。くじを引いたとき、はずれくじの場合は元に戻し、当たりくじの場合は元に戻さないものとする。 このとき、当たりくじ、はずれくじ、当たりくじの順で引く確率はいくらか。A 3/135B 4/135C 5/135D 6/135E 7/135F 8/135
えーと、問題の意味からして呑み込めないんですけど‥💦
「当たり、はずれ、え? また当たりかあ、ははは人生みたいだな」
「はずれたものはまた元に戻るってことは、取った将棋の駒のように再度現役復帰できるってことか、なるほど」
「家電製品でも必ず当たりはずれってものがあるしな、うちの掃除機でもあのマキタは完全に外れだ」
・・・チッ、チッ、チッ、チーン(Time up !)
いかがだったろう?(以下ドキュメンタリー口調)
これは数学でも「確率」の一般常識問題である。
ほかにも、「鶴亀算」とか「旅人算」、「食塩濃度」などという、レトロで詩心さえ搔き立てる問題もあるにはある。
しかし、これはどうだろう?
表題にも挙げた「命題」だ。
「運動する人は健康である」という命題が真のとき、「運動しない人でも、健康でない人がいる」も真である。A 正しいB 誤りC どちらでもない
これを深く考究すれば、ちょっと精神に異常をきたすのではないか?
「反対の反対は賛成なのだ~」
のまま、バカボンパパからもう元に戻れません。
・・・チッ、チッ、チッ、
「じゃあ、何かい? タバコを吸わない人は健康である、タバコを吸う人でも健康でない人もいる? 俺はいたって健康なヘビースモーカーじゃないか、まあ、普通はそれで健康になるものだが、まれに不健康になるものもいるからな、ま、いいってことにすっか?」
といったような論理の破綻を招いている。
この問題は、深掘り厳禁、あまりお付き合いしないほうがいいようなオーラさえ湛えているではないか?
・・・チーン(Time up !)
後記
ちょっと前の投稿で、自身その内容を考えているうちに、ひょんなことから、SPIを知り、その中身をさっと閲覧してみました。
なぜ、「さっと」かと言いますと、ほぼギブアップだからです。
で、冒頭にも述べたように今どきの新卒の方々のご苦労を思うと同時に、その頭脳回路が何か我々昭和世代とは別なものになってるんじゃあないか? とすら思ったりもしたものです。
そこに要求されるものは、①スピード②(問題の)把握能力③(問題の)対応力④(望まれる)解答
のような気がします。
そこで出来上がるのは、企業が望むように、テキパキと仕事をこなし、問題に対して瞬時にその解決策が提案でき、さらにそれにあった対応を講じられる、、といった模範的な人物像でしょう。
が、どーも何かが釈然としません。
「薄っぺらい」という言い方は変ですが、あなたではなく、あなたの資質を問うその探り方がです。
もちろんWebやペーパーで、その人間性や能力が分かるものではないのは、あなたも理解されるごとくです。
そこにある「問題」には、まず「考える時間」がほぼありません。
考えていたら、ホールドアップ、いやタイムアップです。
ということは、、そこにある種のひな型、ベースになる計算式やら方程式が必要になるでしょう。
それを理解すれば、その問題に流用できるからです。
極めて事務的、ルーチン的なそれは「作業」です。
むかし受験参考書に(旺文社)『傾向と対策』というのがありましたが、志望校の傾向=類題を数多く解いて、本番(受験)に活かす=対策するというものです。
言葉は悪いですが、その「傾向と対策人間」になってしまってはあまりにも味気ない。
「あ、その問題ね、それは〇〇の応用だからしかじか」
これでは、解答を導くことは出来ても、問題そのものが実はよくわかっていなかったりするからです(分かっていようがいまいが正解が出てるんだからそれでいい=私の言いたい意味がお判りでしょうか?)。
経験ありませんか?
田舎の爺さん婆さんが、笑いながら、あきれながら、感心しながらこんなことを言ったりします。
「都会(東京)の若い人たちは、優秀だから、おらたちは太刀打ちできんのさ」
的な・・。
私も似た言葉をもらったことがありますが、ここでの「優秀」は、「小賢しい」と同義語なはずです。「要領がいい」「はしっこい」・・いくつかそれを指す言葉があるのでしょうが、そこには「今どきの若い人たちは知識や情報などのうわべは達者で、私らはとてもかなわないけれど、ハートを無くしちゃいかんよ」といったニュアンスが込められています。
どーも、理屈ばかりがまかり通っている。
「そうでなければ会社に入れないし、また勤まらないよ」
ということは、そういう風に持っていかれていることであるのかもしれません。
ここは、このような難問? を瞬時にこたえられるような明晰なあなたであれば、それはそうと(処世術として)割り切って、また心に潤いを与えるような何かにも打ち込むのも一考かと思うのです。
先のSPIの「性格診断」なるものも、サーっと目を通して見ましたが、これはなんだかよく見られるような「占い」的な診断で、Ⓐ団体で旅行に行くのが好きⒷ一人で旅するのが好きなどの設問の選択から、フローチャートのようにたどっていき、はい、あなたはネアカです、ネクラですという傾向が導かれるアレですね(で、どーなるっちゅうねん!?)。
私が出題する側でしたら、①自分の嫌なところ②自分がダメだと思うところ③自分が最近泣いたこと、思いっきり笑ったこと、怒ったことを、一晩かかって考え、それを書きなさい・・みたいな問題を出すんだけれどなー。
さて、あなたが社長でしたら、どんな人材を採用したいですか?
解答編
最初の問題>>
正解
1回目に当たりくじを引く確率は「3/10」。
当たりくじが1本なくなっているため、2回目にはずれくじを引く確率は「7/ 9」。
当たりくじが1本なくなっているため、3回目に当たりくじを引く確率は「2/ 9」。
「1回目当たり」かつ「2回目はずれ」かつ「3回目当たり」の確率を求めれば良いので、それぞれの確率を掛け合わせる。
計算式は以下のとおりです。
(3/10)×(7/9)×(2/9)=7/135
よって正解はEとなります。
二番目の問題>>
命題とは、客観的に正しいか、正しくないかを文章で判断する問題のことです。まず命題の問題を解くときは、以下の図をイメージしましょう。ある命題が真のとき、対偶関係にあるものも真となります。

正解
運動をA、健康をBと考えます。上記の図に当てはまるものがないので正解はBとなります。
皆さまへの重要なお知らせ【URLが変わります】
まだ開設間もないこのブログに、多くの方々にお越し頂けてホントにうれしい限りです。
ありがとうございます。
ただ何度かご説明したように、どーいうわけか本ブログのドメイン? URL? アドレス?(←いまだに明確な違いが分からない人)がグーグル側の検索エンジンにヒットしません(´;ω;`)
現状は、Noteの少ない(つまり選ばれた?🤫)方のみが閲覧できる状況です。
よって、恐らくは一般の方には見ることができない大変コアなものとなっているかと思われます。
つきましては、近々にサイトのURLを改変しようかと思います。
中身は一緒のままであると思います(ことを祈ります)。
切り替えた段階からこのページは例の「404 NOT FOUND」エラー表示になるかと思います。
「Note」のクリエイターページ左上にあるご覧の箇所に新URLを書き換えて記載したいと存じます。その際は、ご面倒ですが再度そちらに飛んで、クリックされてからお入りくださるようお願いします。何かとご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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